『難船小僧』『あやかしの鼓』 夢野久作

ネット上で無料で読める青空文庫を利用。便利だこと。

夢野などという名前から、夢という言葉のポジティブな面を期待して読んではいけない。おどろおどろしく、毒々しいような、そして哀しい話だった。とくに、『あやかしの鼓』の最後の一文には何ともいえない気分になる。

しかし、教科書ばかり読んでいやになった頃に浸る世界としては満足。試験や年末年始の憂鬱なんてすっかり忘れられた。でも人によっては読んだら余計憂鬱になるかも。


あやかしの鼓―夢野久作怪奇幻想傑作選←短編集
ドグラ・マグラ (上)←夢野久作の代表作。表紙の人物の目つきに耐えられないと読み進められない気がする。まだ未読。

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