『緑の指-ガーデニングの愉しみ』曾野綾子

緑の指―ガーデニングの愉しみ

最近では珍しく、図書館に事前に予約せず、その場で物色して借りた本。
有名な作家と気づかずに手にとってカウンターに持っていったが、読み始めてみると、さすがにそのへんのへたくそなエッセイとは違う。文章が読みやすく、洗練されていて、面白い。ストレスを感じずにすらすら安心して読める。もう一人植物に関するエッセイで好きなのがいとうせいこうだ。こちらはネット上のいとうせいこうの自己流園芸ベランダ派を楽しみにしていたが、3月で終わってしまった。以前のベランダー本も借りて読み直そうかな。

自分も昔友人に、緑の親指、グリーンサムなんじゃないか、と軽く言われたことがあり、正直嬉しかった。まあ、枯れ直前の安売り鉢を復活させることもあれば、元気なバラを枯らすことも何度もあったので、大した指じゃないことは自分でよくわかっているのだが。

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