『適温クッキング』

元気がよみがえる適温クッキング―ついに見つけた美味しさの秘密

保温調理器を作ろうと思い立ち、その参考になればと借りた本。

前半では確かに保温調理について、手がけることになったきっかけや試行錯誤、蒸し物や揚げ物にまで広がるレシピなども書かれている。どうしてそうなのか、という因果がきちんと述べられているのでわかりやすい。

後半に進むにつれ、話は料理法の研究から難病の自然治癒へと移っていく。メニエール氏病や娘さんの重いアトピーなど、原因を考え、色々と調べてながら対応していく姿が読んでいてほとほと感心する。医者に頼りっぱなしにしてちゃいけない、と訴えている気がする。

【memo】
「味は温まる時に染み出し、冷めるときに染み込む」ので、昆布は水からゆっくり温めてだしをとる。タケノコの灰汁抜きも水から。

「米の量に関係なく水は踝まで」以前から不思議だと思っていたが、この本では、炊く間に蒸発する水の量だとしている。

ビタミンCを補給せずに行う人参オンリーの断食は危険。

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