『カワハギの肝』

カワハギの肝

30年も前に書かれた食道楽のエッセイ本。たしかに独断と偏見にあふれたような内容で、読んでいてとても爽快だった。そして、何もかも甘くなっていくことへの怒りにはまったくもって同調。甘い=美味しい、ではないのだ。子供の頃ゴボウは苦手だったが、大人になって、ささがきキンピラからゴボウを克服、ゴボウ好きにまでなったという過程がまさに自分と一緒だった。

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