『断食博士のくろう話』

断食博士のくろう話―少食を守る人に天はほほ笑み、すこやかな長寿を与えてくれます (ビタミン文庫)

半日断食、少食、玄米菜食で体質改善を試みてはいるものの、食事の量のコントロールが出来なかったり、甘いものもなかなかやめられない。甲田医師も甘い物好きでなかなかやめられなかったというのは以前の本で何度も読んだが、その辺りの克服の仕方が詳しく載っているのかもしれないと、期待して借りた本。

が、そのくろう話は後半分だけ。前半は推奨する断食・少食などの概要。字が大きく、行間も広いのでちょっと年配者向け?(汗)な本。ただ平成14年初版というだけあって、『た○してガッ○ン』の実験方法の落とし穴を指摘していたり、テレビの人気司会者がすすめるもので…などという記述がある。

くろう話としての記述の中では、中々甘いもの、大食がやめられず、友だちや父の供えすべき物にまで手を出して、という話がとても胸につきささった。私も母のお供えに作った草餅を、仏前に置いて数時間で手を出してしまったことがあり。固くなっちゃうから、と言い訳をしつつ。食べてしまったあと罪悪感、情けない感が残るとの記述には、あまりに気持ちが判り過ぎて涙がでる。しかし、奥様とのやりとりは楽しく笑える話だった。

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