『マメな豆の話』

マメな豆の話―世界の豆食文化をたずねて (平凡社新書)

その語り口調のせいか、何だか信頼性に欠けるというか(汗)。著者の推測の記述も多く、そういう事柄を鵜呑みにして知ったかぶりしないようにしなきゃ、と思いながら読んだ。まあネットで確認してみたりして、豆好きとしては楽しく読め、有用な情報も多い、面白い本だった。その一部を少し覚書しておく。

・強い雨で窒素肥料が流されてしまうような熱帯ではマメ科植物が多い。
・ダル加工の方法は、一晩浸水後乾燥(豆は発根準備開始)、割るか軽く砕いて皮を取る。これって打ち豆に似てるなあ。
・日本からリョクトウが消えたのはきわめて小さいせいかもしれない、とのこと。栽培環境のせいじゃないというなら、試しに育ててみよう。緑豆春雨作ってみたい。
・シカクマメは芋もとれる。花を摘んで豆を作らなければ芋が大きくなる。
・フェネグリークは若い茎葉にも莢にも香りや苦味があり、莢も、菜っ葉やもやしとしても食べられる。乾燥して米の虫除けにもなる。


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