『真の独立への道』『ガンジーを継いで』

真の独立への道―ヒンド・スワラージ (岩波文庫)
ガンディーを継いで―非暴力・不服従の系譜 (NHKスペシャル 家族の肖像)

『真の独立への道』はガンジーによる思想書。久しぶりにこういう類の本を読んだ。同意できること、理解できること、できないこと等、それ相応にあった。 

『ガンジーを継いで』はガンジーと子孫の関わり、彼らの足跡を追った本。感銘を受けたエピソードが二つあった。一つはガンジーの息子マニラールは、その子アルンがうそをついた時に、自分の育て方に問題があったとして自身が試練に臨んでいたシーン。もう一つは、その孫アルンが小さくなった鉛筆を捨ててしまった時、ガンジーが探させるところ。何とか探して戻ったアルンに、多くの天然資源を消費しているものを捨てるということは、自然に対する暴力であり、必要以上にものを買うことはどこかの誰かからそれらを奪っている、すなわち人類に対する暴力なのだと語りかけていた。

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