木嶋利男氏の家庭菜園本2冊

もっとうまくなる プロに教わる家庭菜園の裏ワザ
伝承農法を活かす家庭菜園の科学 (ブルーバックス)

既にたくさんの栽培手引書を読んでいて、実践もしている、自分で色々試しているという人にはそれほど目新しい内容はないかもしれない。それでも一般的な、現代農業的家庭菜園本よりは参考になる、試してみたいと思う方法がいくつかあった。

『~裏ワザ』の方はイラストも多く、見やすく判りやすい。個別の野菜についてのページが大半で、構成はいわゆる家庭菜園本と似ている。『伝承農法を活かす~』の方は文庫本なので、ほぼ文章で情報量も多く、内容も科学と謳っているだけあって、一見難しそうな解説(汗)も。でも、それだけこちらの方が覚書したい内容は多かった。



『~裏ワザ』
・(大きなトマトは作る気ないけど…)トマトの脇芽を主枝として栽培していく連続摘心栽培。
・オクラの寄せ植え4,5本立ち・一本立ちは脇芽を伸ばす切り戻し栽培(去年やってみた)。
・じゃが芋の種芋はヘソを上にして縦に切断する。横に切ると導管を切ることになり、発芽に時間がかかる。
・玉葱の採種は芽が出てしまった保存玉葱を、秋、土に埋める。葱坊主が白くなったら切り取って乾燥。
『伝承農法~』
・莢入りの種は、入っていた粒数播種するとよく発芽、生育する?
・共栄関係 大根とハコベ、小松菜とシロザ(同じ科のほうれん草ではどうだろう)
・ソバの茎葉などの残滓とそば殻は雑草を抑える(野菜の発芽や生育も!?)
・混植の基本はキク科とアブラナ科、ネギ属とウリ類、マメ科とナス科
・うどんこ病は勝手に収束。雑草のうどんこ病は野菜には伝染しない。うどんこ病菌を食べる菌は野菜についたうどんこ病菌も食べる。

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