『台所大事』『共存の諸相』

未読だった藤井平司氏の本。アマゾンへリンクをはったが、どちらも普通には入手できないよう。私はいつものように図書館利用。

台所大事―からだを満たす料理 (1985年)
共存の諸相―食べものと人間 (人間選書 (1))

『台所大事』は藤井夫妻の合作。調理と畑仕事に関するこまごましたことが書いてあって、読み物としてはいいかも。

カボチャの病気は葉の重なり状態で異なる、との記述とともにイラストがあって、これがなるほどと思う。

小豆はびっくり水で腹が割れるとの記述があったが、私は水を足すことなくアンコを作ってきた。ビックリ水をする方が割れやすくなるのかな。赤飯の時にはやらないと書いてあるが、赤飯の時って、地方によってはササゲではないのか。

��その他覚書>
大根は収穫後すぐ洗わないと、乾いた土が傷をつける。
ソラマメの収穫は日暮れ前のほうが味がいい。


『共存の諸相』は藤井平司氏の農法や生活の基となるような、思想・考え方の本。もう少しじっくり読みたかったが、よその図書館から借りたので早く返さなければならず、残念。

��以下覚書>
・本来の肉食、人間と同じ柿や栗の若芽を食べる動物を摂取するのであれば、消化、吸収率を高め、アレルギーが起きない。
・日本の米は接着剤となり、胃の蠕動運動を妨げるので、一緒に繊維質をとる必要がある。
・大根のジアスターゼが米の澱粉の消化を促進する。米食による体液の酸性化も、大根が高アルカリ性のため中和してくれる。
・豆の後の大根は虫害が発生する。
・冷害が生産調整してきたのでは。


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