『旬を食べる』『老いと健康の生命科学』

旬を食べる―からだの四季と野菜の四季
老いと健康の生命科学―65歳以上は老人という前に


藤井平司氏の未読だった本。

『旬を食べる』は昭和61年発行で、もう20年以上経っているが、今でもとても参考になることがたくさん書かれていた。野菜の味・効能、乳幼児期からの味覚の形成なども興味深い。

それぞれの食材について、覚えておきたいことは別の本にメモしたが、それ以外での覚書を。
・味噌で大豆が動物性蛋白に。長期醸造の季節に耐えぬいた微生物集団の方が質がよい。
・味のよい収穫時間。ナス、トマトは朝採り、きゅうりは日没直後、葉物は日中、根菜は日の出後の露が乾いた頃、タマネギ・ジャガイモ・サツマイモは晴天続きの午後、もしくは山芋・里芋と同じく必要な時にその都度掘り出しながら食す。


『老いと健康の生命科学』は少し難しい本だった(汗)。しかしこれも20年近く以前に書かれたものとは思えないほど、この頃から現在の高齢化社会への警鐘を鳴らしていたように感じられた。返却期限が近くなっていたこともあり、じっくり読めなかったが、健康なまま死ぬために役立ちそうだと思ったことを記録しておく。
・興味、好奇心をもつこと。面白がること。
・歩くこと。
・素材が死後の日数を経過しすぎたものを食べないこと。
・無理しない平凡な暮らしを習慣づけ、あきらめず続けること。



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