『木綿の本』

木綿の本 (1982年)

昭和57年発行の雑誌です。でも面白かったです。欲しい、と思いました。

以下だらだらと覚書。

インドのモスリンの紡ぎ手が指を断たれたという話は恐ろしいけど、それほどの糸を紡いで、織ってみたいと思わされる。今の卓上機では無理だけど、そのうちいつか。

西アフリカでは綿の種子を食す、黄色っぽい粉にして食べている(た?)らしい。種子の中身を固めてどす黒い塊が調味料として売られていることもあるとか。原始機のような単純な機で、織り歩く職人さんがいるとか。

イギリスがインドから手仕事を取り上げて、栽培と製品を押し付け、植民地にしたその関係が、後の日本と中国の間で再演された。

唐桟織という極細双糸の布があるらしい。着物作るような極細双糸って単糸だとどのくらいなのかしら。



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