『布への祈り』

布への祈り―手縫いでリフォーム

著者や著者の母親からは、現在放映中の連続テレビ小説の主人公に通じるつよさを感じる。やることも変わってて、勢いがあって。私が求めていた実際のリフォームなどについての情報は少なかったけれど、他の部分で知らなかったことも結構あって、勉強になった。

以下そんな情報を引用、覚書。




(P35)「着物は仕立て直しを見通してあまり針目を細かくしないほうがいい(中略)「縫い直し」をあらかじめ計算した上での針運びであったのだ。」
(P84)「赤ちゃんに夏着せるものは(中略)みんなどれも手で縫いあげた。糸をよくしごいて、縫い糸に少し遊びを作り、生地の伸縮にうまくついてゆくように縫いあげた。」
(P93)「ドカンパンツ。」これはぜひ作ってみたい。
(P101)「手縫いは、糸が布に直角に入らないから、どうしても針目が流れる。ミシン目とはそこが違うのだが、その弱点に見えるところが、実は布の柔らかさになじむ。ずれ具合こそが手仕事に値する。」

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