『柿の民俗誌-柿と柿渋』

柿の民俗誌―柿と柿渋 (近畿民俗叢書 (8))

これまで読んだことのない柿渋の本。区外の図書館から取り寄せて読みました。

以前読んだ柿渋の本より詳しい部分や知らないこともあり。以下少し覚書。

・前に読んだ本にもあったと思うが「柿渋で紙を処理すると電波探知機に探知されない状態になる」ホント?(汗)
・腐敗防止に茄子というのは既知だったが、竹の葉の煎汁は初耳。
・腰の強い柿渋が欲しければ、柿を粉砕後、一晩放置してから絞る。
・粕酢の作り方。酒粕を一定期間熟成し、水を加え、どろどろにした粕を木綿袋に入れ圧搾し、得られた液を酢酸発酵させる。この木綿袋が柿渋で処理されていた。
・柏で染めたあと、柿渋でトメルと魚網のもちがよい。タンニンの種類がポイントらしい。ヤマモモ・シャリンバイにも柿渋と同じタンニンが含まれている。
・蚕種が雨で流れないようにする糊は、わらび粉3:柿渋2:水1で加熱してつくる。

いや~、柿渋って素晴らしいですね!

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