『逆説!エコの常識』『生物多様性のウソ』

逆説! エコの常識
生物多様性のウソ (小学館101新書)

どちらも未知のこと、既知のこと、おかしいと考えていたこと等もあって、なかなか読み応えはあった。
ただ、『逆説』の太陽光だけでは湯も沸かせない、という記述、たしかに太陽光だけでは難しいだろうけど、レンズやら使って工夫すれば可能でしょ。そういうこと書かかないのはちょっと作為的な感じがしてしまう。風力にしても他の項にしてもまだまだ工夫の余地はたくさんあると期待したい。著者自身も最後に「日本人は災厄を乗り越える力をもっている」と書いている(この最後の項で、イワシやアリ、ハチなどの多細胞生物群集型に人間をあてはめて考えている)。

『生物多様性のウソ』、面白いんだけど、途中で期限がきてしまった(汗)。ひとまず、2/3まで読んだところの感想。種の保存とか、外来種や、絶滅危惧種については、なんとなく胡散臭さを感じていた。結局人間の都合、人間の価値観でやってるだけのこともあるよなと…。最後まで読んでいないが、とりあえず自分が栽培している棉についても、もやもやていたこと、自分なりに考えをまとめるよい機会になったと思う。うまくまとまるかは別にして(苦笑)

ただ、やはり全体的に、他の著書にもみられることだが、紋きりと煽るような調子がどうも…。前の投稿にも書いたとおり、ホントかな~と思う情報もあり、明らかな間違いもありと思うので、今後も慎重に読んだ方がよさそう。

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