『裸のフクシマ』

裸のフクシマ 原発30km圏内で暮らす

現地の方の声。葛藤。今はもうほとんどテレビや新聞が伝えない話。久しぶりに、たくさんの人に、原発のある地球に暮らす多くの人に、読んでほしい、想像したり、考えたりしてほしいと思える本だった。




・著者の購入した線量計はRADEX RD1706
・京大原子炉研究所「熊取」 国立にもかかわらず原子力推進に異をとなえ続けた学者たちは教授にさせてもらえなかったらしい。海老沢徹・小林圭二・瀬尾健・川野真治・小出裕章・今中哲二
・30キロ圏外にもかかわらず、20キロ圏内の一部より汚染がひどい。飯舘村は交付金など原発の恩恵を受けず、自立してきたのに。
・日本赤十字から支給された家電セットは問題。現金の方が無駄がなかった。
・出荷ははしないが調査のためにと作付けした方の、コメント。テレビや新聞の取材のなかで使われることがなかった。「表土を5センチ10センチ剥ぎ取ってジョセンするとか言うが、農家にとって田圃や畑の土は表面の5センチがいちばん『おいしい』部分で、この部分の土を作り上げるのに何十年もかかっているんだ。それを剥ぎ取れとか言われても、はいそうですかと簡単に納得できるものではない」
・取り出せるエネルギーより投入するエネルギーが大きければ意味がない。

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