『野菜の自然栽培入門』

野菜の自然栽培入門

以前も記事にした徳野雅仁氏の著書。

最初に著者の本を購入したのはもう20年近く前。それがいわゆる自然農、自然栽培との出会いだった。その頃はまだそんな言葉メジャーではなかった(今もそれほどではないが)。私はただ、その本のなかの畑の写真に魅了されてしまった。田舎では、砂漠みたいな畑、むきだしの土が当たり前だった。でも、その本の中の畑は緑でいっぱい、草のなかに作物が元気に育ってる。これだと思った。

そんな徳野氏の今回の本は、25年空き地だった場所を自然栽培で畑にする3年間の記録。作物別の解説書と違って読み物としても面白い。あぜに勝手に生えてきた植物は残す、面白そうな草は残す、F1でも自家採種など、作物別解説ではなさそうな記述も。ちなみにそれらの行為は私もやってたことなので嬉しかった。

コメント