『はじめて学ぶ繊維』『繊維の種類と加工が一番わかる』

はじめて学ぶ繊維
繊維の種類と加工が一番わかる (しくみ図解)

後者は広く浅く、よくある図解雑学本のようなもの。前者は信州大学繊維学部編で、内容も広く深く詳細で読み応えあり。

前者の方から少しだけ覚書。
ただ単に強撚の糸を使うだけかと思っていたちりめんは、セリシンの性質も利用してつくるらしい。

短繊維で紡がれた糸には毛羽があり、そのため糸表面が直接人肌に触れず、空間を作ることによって温かさを感じる。毛羽の存在しない長繊維のフィラメント糸、撚りのない糸では冷たさを感じる。確かに、触れた瞬間の感覚はそうかも。その後は糸自体、繊維自体の性質にもよるだろうけど。

一枚のシャツのボタンの穴に、横穴と縦穴が混在しているのは、縦穴のみだと衿と身頃が上下にずれてしまうからだそう。




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